お疲れ様でした、素晴らしいblogをありがとう。大人しく、しかし正確に第一世代ロスジェネの敗者の実態を。

 とても感慨深いblogをみつけました。読み始めてとても感慨深いものがありました。

無への道程
FXで大損…勤労意欲を無くし、貯金が尽きて亡くなるまでの日記

http://blog.livedoor.jp/zar2012/

この方はFXで最後の望みを絶たれたようです。普通の博打敗者と全く違うのは、様々な、「選ばなければ仕事はある」とよくいわれて例示される職業に就き、働き、それも上手くいかなかった。時期的にはリーマンショックの前の変な好景気の頃でしょうか。介護・警備・危険労働、これら全てから拒絶され、最後の望みにFXを託したが上手くいかず、多少の貯金を残し最期の晩餐ならぬ最期を送っておられます。

書いてあることはFX終了以降は、最期の晩餐(旅行記など)・思考(哲学宗教)が主ですが、その途中、端々で触れられる、必死で生きようとしていた頃の記録、が、とても深いものです。
文章力が高く、また内容もさらっとしていて読みやすい、しかし実態をきっちり記録している。これはネット時代だからこそ世に出る内容じゃないでしょうか。

筆者ほどの文章力・行動力のある人は多くは居ないと思いますが、筆者と同じ道を歩んでいる人はかなり居るように思えます。このblogを攻撃したとしても(そもそもコメント欄が閉じられているので筆者と交流はできませんが)、それは氷山の一角に対する自己満足みたいなものです。

反自殺輩も、同じ想いを持つ人も、予備軍の人たちも、皆、このような人はいっぱいるんだ、と、冷静に読まれることをお薦めします。
自殺を深く考えたことのない方、敗者の末路にはザマァ、他人の不幸は蜜の味、程度の興味しかない方は、時間の無駄ですので。