福島の毒と日本の将来。子供の育て方。放射能汚染 公立小学校 インドスクール

 女子サッカーなんて、全然知らなかった。突然世界一になってどのぐらい凄いことか検討もつかない。

 男子サッカーはここ10年程で国民的行事になってしまい、日本戦のある時は学生は講義を休むし、特権サラリーマンは仕事をサボる。そこまで人気にされていたのだけど。

 サッカー大国でもなんでもない東洋の小国が突然世界一なんてもの凄い話だ。(マスコミの話を鵜呑みにすれば)

 それとは対照的に、放射性物質で汚染された肉の流通。これで日本の食の安全はただのまやかしであったことを露呈した。

 安全で美味しい日本産の食物を海外に輸出しようとしてきたけれど、今回の事件は海外にとって日本産の食物を完全に禁輸しても文句が言えない状態だ。禁輸にしなくても高額で危険な食物を買う国などありはしないだろう。

 カルビーのポテトチップスなどは、産地・生産者が追跡できるようになっている。素晴らしいシステムだ。しかし、今回の汚染牛肉の出回りは日本という国の没落を顕著に表している。

 国が無策だったから生活に困窮した農家が品川の食肉処理場に持ち込んだと国を責めるのか?それとも、自粛要請があった、又はできなかった。稲わらは対象外だから危険なおそれがあっても出荷したのか?理屈から考えて危険な食物が出まわってでも身を守るしか無かったのか?そこまで考えが回らないのか。

 どちらを責めることもできない。国民全体の問題なのだから。

 100〜60年前、日本を世界からの侵略から身を守るため、日本人を守るため死んでいった人たちが大勢いいる。
彼らは何の為に死んだのか。国のため?家族のため?。家族のためであるといわれている。国ではない。しかし、日本の軍人・特に一兵卒は親兄弟、子供を人間らしく生かせて行くために、家族を守るために犠牲になった。

 日本がロシアやオランダ・中国の植民地になっていたら、どうなっていただろうか。ロシアであれば東京にロシアの総督府が敷かれ、朝鮮系ロシア人のようにシベリアや中央アジア内陸に移住させられていただろう。オランダであればインドネシアに行った様な完全な愚民化政策で今でも竪穴式住居に住んでいたであろう。中国なら、有名な被侵略国チベット内モンゴル地域、地図では完全に中国そのものなのであまり知られていないが、内陸部の新疆ウイグル自治区(烏魯木斉、ウルムチの方が有名か)、のような弾圧、民族浄化が行われていたはずだ。もちろん、アメリカの植民地だったのはフィリピンであり。現在に至って経済発展著しい東アジアという枠では最貧国に分類される。(本当の最貧国はアフリカに集中しているので、あくまでも比較的、だが。)

 それから60年、日本はどうなっただろうか。アメリカの傘下で、終戦から団塊の世代まで必死に働いて、世界にも数少ない食うに困らない社会を築き上げてきた。日本は本当に素晴らしい国だった。助け合い、切磋琢磨し文明を栄えさせてきた。

 そして今、その日本人の心は無くなった。

 重ねて書くが、行政が悪い、農家が悪いといっている訳ではない。汚染牛肉が出回ったら国全体が沈没する。これをわかって、稲わらを出荷したり、牛肉を出荷したりする国民性になってしまったのだ。

現在、金銭的に余裕のある一部上場企業のサラリーマンや公務員は、一部を除き我が子を公立の小学校には行かせない。障害者発達障害を別け隔てなく皆受け入れる公立学校へ行くと、それらに併せて授業の程度が低くなってしまうことは分かっているからだ。彼らは、学力で選抜する学校へ通わせ、さらに先を見越している両親については、日本の学校卒業と扱われないので博打にもなるが、日本の教育自体に疑問をなげかけ、インターナショナルスクールインドスクールに我が子を入れているぐらいだ。

がんばろう日本 がんばろう東北。つなげよう日本。これらはいわゆる上場企業の賢い人が考えたスローガンであろう。掛け声だけは良い。しかし、今の日本人にそれだけの余裕はない。

小泉改革で格差の発生は政策となり、その寵児である堀江貴文は収監されたが朝鮮語を勉強すると言っている。

もはや、日本には日本という概念がない。お金や能力を持っている者は、グローバル人として世界中どこでも通用するから問題ないだろう。しかし、大多数のいわゆる一般市民(一般的には中小企業の役員社員・従業員)には、どうすることもできない。それ以下の不可触賤民である非正規などはいわずもがなである。特別特権階級である身体障害者知的障害者・特定の病人・特定地域出身の人間は政策上優遇されているが、これも国が傾けばどうなるかわからない。実際その厚遇コストで傾いている部分もあるのだが。

原子力発電所の事故が拡大したのは誰の責任かと問われれば、公式見解としては「想定外の大津波電源喪失」で、天災といわれている。

しかし、その後収拾をみると、官民あわせて収拾ビジョンが無く、被害はどんどん拡大されている。人災とは言わない。現代日本人の限界だ。日本人でダメなのだから、諸外国では、独裁政権が強権的な封じ込めを行なっていない限り、もっと酷いことになっているだろう。(例:チェルノブイリ事故)

これから、批判の矢面に立たされている東電を生かす殺すで騒いでいるが、根本的な問題は東電ではない。東電が潰れようが、東電が生き残ろうが、今回の事故と事件の被害は東電が負担しきれなければ、結局、国民が負担しなければならない。汚染水が太平洋に流れているということは、西太平洋の魚は汚染されて食物としての価値を失っているというのは誰でもわかることだ。

日本人なら、政府の決めた暫定基準値とやらを信じて、直ちに影響は無いといわれれば、そのまま基準値以下の魚介類を安全と表示し販売、消費するだろうが、外国には選択権がある。東日本近海の魚介類を好んで買う外国人はいなくなるだろう。

結局、これらの保障は国民の税金から出ることになり、日本人としては働けど働けど賠償という社会になる。実は敗戦後ずっとそうであったが、今回は賠償の相手が国民や太平洋で漁業をする個人なのでもっと難しい。

残念ながら日本は多額の賠償で貧困国家になるのではないかと思う。そして、私も含めて結婚もできず、働きも出来ないモラルハザードの塊みたいな人間が沢山存在している現状では、没落しか見えない。

これから日本は国として没落する。

生き残るのは、優秀な人達、彼らが日本人という立場を利用したグローバル人となって日本を切り売りして、そして日本を売った功績で他国政府から賞賛され庇護される。村山富市は事実上の最高権力者、内閣総理大臣として日本の国益を損ね、中国に貢献した。国籍条項が無ければ孔子平和賞は確実である。鳩山由紀夫も同じく首相として春暁ガス田(日本名、白樺・那覇の北西、東シナ海にあるガス田である)の開発、権益に国を代表して容認をした。これらは、切り売りどころか差し出しであるが、主権が「未来の北京政府」に移ったとしたら、彼らは現在の安重根伊藤博文を暗殺し韓国・北朝鮮から英雄とされている。余談だが、韓国で釜山付近を独立するなどと言えば大変なことになるし、台湾の独立を主張したら、軍事行為(正確には国内問題であるから国内での抑圧・弾圧)が怒ることは必至であり、首魁は当然のごとく漢奸(国賊の最大の侮辱語)として、何ら抑圧を受け、劉暁波氏のように幽閉もしくは便宜裁判により死刑されることは日を見るより明らかである。沖縄県の独立を高らかに宣言し研究会を発足させることができる程、表現の自由が浸透している世界は世界の統治の行き届いた主要国では知る限り存在しない。

例えば新幹線技術の中国への移転に反対したJR東海葛西敬之会長とJR東海は不正蓄財で財産没収されるかもしれない。しかし技術移転をしたJR東日本大塚陸毅会長と川崎重工業中華人民共和国・日本自治区の英雄として賞賛されるであろう。そして、

そして、一般的な日本人は、世界の中でも指折りの最貧国になるであろう。食物は汚染され地産地消を余儀なくされる、治安は極端に病気の多いひ弱な新型スラムになる(人を殺す能力を持ち合わせている人間がほとんどいないから、他国のスラムと同じになるには月日がかかかる。)

しかしこれは現代日本人の限界であり、誰の責任でもない。
かつて、日本人は一人では大したことないが、集団になればとてつもない集団になるといわれていた。それが無くなっただけの話だ。