原子力保安院の大ウソ暴露!(関東エリアではやってません).flv 武田邦彦中部大学教授 福島第一原発のトラブル

http://www.nicovideo.jp/watch/sm13958582

>当委員会おなじみの異端の科学者武田邦彦中部大学教授は今回の福島第一原発のトラブルをどう見るのだろうか

まぁ日本の原子力発電所はですね、地震国日本でありながら、地震では倒れると、倒れてもいいと
そういう設計にもともとなっていた。いままでは偶然にもあまり震源地に近くないところで地震があったのでまだよかったのですけど、新潟の地震と今度の地震震度6ぐらいが来ると、まぁ100%とはいえませんが相当部分壊れると、まぁ今度のことでわかったですね。

>しかし、原子力発電所は安全に万全を期して建設されているのではないのか?

安全はほとんど関係なく造られるのですね。その一番典型的なのが中部電力浜岡原子力発電所。あれは東海地震の震央地、震の中心の央って書くのです、それはそんなに広くないのですよ。だいたい50キロぐらいしかないのです。でもここがあの東海地震の中心ですよって書かれている真ん中に建っている。だから、まぁ普通だったらね、地震東海地震みたいな巨大地震が起こるであろうと思われるところに原発を作るなんてことは本当止めたがいいですよ。私が原子力というのは、技術的には安全だけど、原子力を危険にしているのは人災だとずっといっているんですけど、それはそのことを言っているのですよね。それはどうしてかというと、その立地においても、それから、運転においても耐震基準においても政治だとか利権が入ってきて、それはみんな本当日本人も目の当たりにしているんですよ。実に浜岡原発は震央地に建てられているのですからおかしいよと。どうしてこんなことになったのと聞かないといけない。そうなっていないのです。

>さらに武田先生は2007年の新潟県中越沖地震の際、柏崎刈羽原子力発電所で起きたトラブルが地震対策を見直すきっかけだったのに、と、後悔する。

だからみんなマスコミ全部誤魔化された。誤魔化されたから、原発地震で倒れないとまだ思ってる。

>では、一体何を誤魔化したというのか。

2つ起こったのですね。一つは炉の中で何かひっくり返って、それで放射線が少し漏れて。もう一つは、その原子炉の建物の外で原子炉と関係ないものが燃えた。黒煙もくもく。なんつったかったかね、いや、原子炉に関係ない建物がね、いや、燃えたことはまずいけど、それは原子炉の安全に関係ありません。それ嘘です。だって原子炉のある、全部で機能をなしていて、まぁどっか火事になったからいいっという。耐震はその耐震でやってないと。ところがね、その耐震でそんなないですよ。要するに、付近住民を守ろうとしてなくて、原子炉を守ろうとしているんです。もう一つ変な理屈があるんです、漏れた事は漏れたけど、人の健康には害がない。こういうんです。あんたね、人の健康に害が無いなら漏れていいと説明しましたか?って。ね、地震があっても漏れません、っていっているんだ、それが漏れた、っていうことは、そういうぎ、少なくとも東大の先生なんか説明しかないんですよ。何て説明するか、何がまちがっていたか、出たものが人間に健康に害が無かったことは不幸中の幸いでした。だけども地震でこんな簡単に放射線が漏れる、っていうのはどこが我々間違っていたか。こういうわけじゃないですよね、すりかえるんです。もうね、そういうね、上手い言い訳がいっぱい用意されている。それでコロッとやられちゃう。

>では、なぜ”安全”がないがしろにされてしまっているのか? その原因は何なのか。

そりゃ保安院がいるから…ダメですよ。

>今回の福島原発のトラブルで初めて前面に出てきた原子力安全保安院 一体どういう組織なのか

えーとですね、もともとはですね、国・日本国はですね原子力は危ないので、大切で危ないから、大切だというほうは原子力委員会がやりましょう。昔科学技術省・今内閣府。それから、しかし、原子力は危ないから、危ないほうだけ見るのが無いといけない。これは世界どこでもそうですね、独立した機関として原子力安全委員会これ昔科学技術庁、今内閣府 それぞれ委員長がいて、独立しているわけですね。んで、それぞれの違った見方からやると。そういうことでスタートしました。んで、そうしますとね、やっぱりね、ややこしいわけですよね。原子力委員会やれというし、原子力安全委員会はもうやるなといったりこれ気をつけろといったりするから

>あ、ということは原子力委員会は推進派 安全委員会は規制派

それでバランスをとるというのが各国ともそれでやっているのです。ところがね、まぁ面倒くさいと。原発も40発ぐらいになっちゃったと、日常的にいちいち原子力委員会原子力安全委員会にお伺い立てたらめんどくさい、やっちゃえ、というのでできたのが通産省にできた原子力安全保安院というのができたのですね。ですからそうなると、今度は、電力会社は、直接その安全委員とかそんなのはもう関係なくて、えー保安院の方の了解とってすすめる、日常的には保安院がやります。本当に現実的に私もね、そういう仕事してて、もうね、うーん何かどっかに置かれているみたいな感じなのです。あの力の強いあの経産省だから。こっちは内閣府なんてぼやんとしてる、それはね、多くのマスコミの人も知らない。ねぇ。知らないのはもう別にね、原発やれやれどんどんという感じで…

その原子力安全保安院が大きな影響力を持った結果困った自体が起こったと武田先生は指摘する。

それは私が経験した、私ウラン濃縮研究所というのやってたのですね、その時に経験したことは、ウラン濃縮研究所の中を改装したのです。配管をね。で、ものすごく複雑な装置ですから、改装した。それを国に出した。国がそれを審査して現場に来て判子を押して認めてくれた。その後半年ぐらいたったときですかね、僕が現場をずーっと見まわっていた。一箇所だけまちがいがあったのですよ。何かの事故のときに、ウランが海のほうに出るというのがわかったのです。その配管があると。万が一のとき。普通はね万が一でも出ないようになってるのですよ。もちろん。物理的に配管とか溝がないんですよ。そんなことしてるとそこにいっちゃうから。それで万が一ウランが流れないように海に流れないように完璧にしているんですよ、ところがまちがった配管があったのですよ。それで僕が連絡して、所長だけど、これがあると万が一のときにウランが日向の灘に出て迷惑かけちゃうから、これを撤去したい、といったら、なんと言ったか。いや、認可したものだから、とれません。そしたら、僕がこういったのですよ。いや、そんなこといったって私がもうね、謝りますから、私のミスだから、もう謝りますので取らせてください。こういったのですね。いや、国が認めたことが、正しいんだ。で、結局ね。中間に立つ人にこっそり聞いたら、あなたが自分でやりなさいって言うことだ。法を犯して、認められたものを法を犯して勝手に改造しなさい。役所は知らないよ。役所はですね、事故が起こらなければ今度どういうか、わかった場合、事故は起こらなければあれは所長が勝手にやったからクビ切れと。こういいますよ。それから事故が起こったら今度は流れるでしょ、そしたら運転がいかん、こういう訳です。こういう体質なんです。それは現実に起こった話なんです。私が体験したんです。それで、私はそういうことからね、役人はどういう、役人はね、えーとだから、その、ウランが海に出るなんてことに全く関心がない。国民の健康を守るなんて全然思ってない。自分の責任を問われないためには改造してもらっちゃ困る。そこを、もし僕がね、申請書出すと、国の審査が間違っているということになるから

>ミスに気づかなかった自分たちのせいになる

そうなのです。自分たちの責任と国民の安全とを比較すると自分たちの身を守る方が大切だという実例ですから。だからね、いつでもこんなこと いつでも起こる、こんなのは僕が起こった例なんか大したことないんです。もっとひどいのがいっぱいあるのです。